流山電鉄に乗る
東京に一番近いミニ私鉄路線、総武流山電鉄に乗りに出掛けた。
JR常磐線馬橋駅に着いたのはお昼過ぎ、町田を10:40発の快速急行に乗ってから約1時間半。新宿から山手線で上野に回り、総武快速で松戸へと普通に乗り換えての行程である。先ずは郵便局でご当地訪問の記録をと東口へ回る。
駅前を真っ直ぐに東へと進み、T字路を左折すると道路が右へとカーブする所に赤煉瓦の馬橋郵便局があった。郵政公社が民営化して最初に訪れた郵便局となった。郵便窓口の脇にある記念切手の陳列壁を覗くと、あッタ! 民営会社発足記念の切手シートが2種、歴史編が2枚と日本画編が1枚ぶら下がっている。早速に1枚ずつ購入した。町田周辺では発行当日の夕方には売れ切れてしまい、手に入らなかったものだ。
次のお客さんに残りの1枚も買われてしまい、最期のチャンスだったことになる。
通帳を見ると、利子と税金が10月1日付けで記帳されていた。制度が変わり、従来の4月1日だけでな半年ごとに利子が記帳されることになったとのこと。
駅へ戻り、12:45発の流山行きに間に合った。連絡通路から階段を降りると切符の自動販売機がある。終点までは190円。「入鋏省略」と印字されていて、改札口の駅員に切符を見せるだけ。
ホームの左側には3両編成の待機列車が止まっている。3両編成の前後で電車の写真を撮る余裕があった。ホーム右側から乗ったのは「流星」の愛称を持つ3000系、先頭車(流山に向かって)はクモハ3001号車だった。運転席との仕切の上には、所沢車両製作所・昭和45年製とある。
前に所沢駅周辺を散策したとき、道路を引き込み線で渡ったさきに西武所沢製作所の工場があったけ。あそこで造られた車両なのだ。そういえば流山電鉄の現役車両は、かって西武鉄道で働いていたものが2度目のお勤めをしているベテラン揃いなのである。
馬橋駅を発車すると直ぐに単線となる。運転手は随所で指差しているが赤青の信号は見当たらない。踏切閉鎖のX形信号を確認しているらしい。小金城址は唯一行き違いが出来る駅だ。下り列車は、上りがホームに入るのを待って発車する。
平和台駅から終点の流山駅構内が見通せる距離だ。終点の流山駅も1本のホームで、片側には待機列車が止まっている。到着ホームは線路の行き止まりではなく、その先に検車区(車庫)があり、カラフルな車両が納まっていた。一番右側の線は修理中か、連結面が顔を出している。
同電鉄会社の本社もある流山駅舎は平屋建てで、「関東の鉄道百駅」にも登場したことがある。線路を跨ぐ歩道橋を渡り駅の東側へ出た。この歩道橋は、上から駅全体が見渡すことができるビューポイントである。
バス通り(1時間に1本のバス路線)を5分ほど進むと、住宅街の中に流山平和台郵便局がある。
さて昼時だ。軽くお腹に入れなければと付近を探すと、郵便局の向かい側に寿司、そば、きょうざといったたべもの屋が並んでいた。しかし営業中は餃子の店だけ。狭い店内はお客さんでほぼいっぱい。自家製とうたうラーメンを注文した。S、M、L、LLとサイズがあり、Sを頼んだのだが盛りがいいのだ。餃子、チャーハン、野菜炒めとほかのお客さんに出されたのを見ても、みんなLLサイズに見える。
お腹が膨れたので、少し高台にある市役所を回って駅へと戻る。流山14:09発は、クモハ2001が先頭の「青空」号2両編成だった。全列車に愛称が振られている。小金城址で交換したのは、行きにこの駅で交換した「なの花」号。
信号機は終点の入場信号機と小金城址駅の入場信号だけみたい。他は単線で片側ホームの駅ばかりだが、全駅に駅長さんがいる。運転手は各駅の駅長さんや、交換する列車の乗務員(運転手と車掌)と嬉しげに手を振りあうのだ。全長5.7kmの路線を往復するだけなのに。
終点(始発駅)馬橋駅には線路終端部はなく、JR線構内でつながっている。ホーム北側の待機線は行き止まりだが。
馬橋から常磐線各駅停車我孫子行(快速列車はこの駅に止まらない)で柏まで進む。取手から先へ行くのは少なく、次は15:02発水戸行きとなる。これで佐貫まで行っても竜ヶ崎での郵便局営業時間には危ない。そこで、竜ヶ崎線に乗るのは次の機会にゆずることにして、今日は柏市内の散策と計画変更する。
まずは駅の西口へと出る。柏駅西口郵便局を探し、駅へと戻って高島屋地下2階へと降りる。デパチカ食料品売場の奥に、柏高島屋郵便局があった。その脇には、今は懐かしい赤い筒形の郵便ポストが現役として立っていた。
まだ時間があるので、東口の賑わう商店街を抜けて本局へと歩く。通帳に押された局名印にはゆうちょ銀行柏店とある。入口のガラス戸には「ゆうちょ銀行柏店-さいたま支店柏出張所」とあるではないか。
従来の公社直営の普通局は名前も変わり、特定郵便局に委託されたゆうちょ銀行業務の場合は郵便局名の印が押されることになったようだ。
民営化後の最初の郵便局巡りだったが、だんだんと制度変更の実態が理解出来るようになるのだろう。しばらくは旅行貯金の楽しみも、興味がさらに増えた感じである。
(乗った日:2007年10月10日=水)



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